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最近やり友がバトってくれないので、自分と戦う日々を記す。
by vavavaway
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沈没島の唄


アレンジ作業が佳境を迎えてきたような。
今回は納得いくまで作りこむつもりじゃけど、目標完成日を考えるとどうかいな。

いまさらじゃけど、振り返る意味で、前のアルバムをご紹介。


タイトルは「沈没島の唄」という。
完成2004年7月末日・・・じゃったっけ?w
ゲーム用に作りょったんじゃけど、戦闘システムが閃かないのと、グラフィック描くのがめんどくなったのを理由に、とりあえず曲だけ完成させてCD用にアレンジ+簡易マスタリングしたもの。
一応聴いていただいた方々には強く説明したんじゃけど、ゲームがないために、全く理解不能だったと思われる。
オープニング~エンディングまでの流れに沿った、というかほぼ完璧そのままの曲順になっとんじゃけど、どういったストーリーで、どれがどのシーンなのかというのかがほぼまったくわからんかったであろうw

ということで、全14曲、総演奏時間約42分、
各曲とそれぞれのシーンとイメージを解説。
暇な人だけ見れ。長いし。






Track1: 業 (オープニング)

水平線の見える海岸。
黒い雲に覆われた空、よどんだ海、鳥は水平の向こうへ羽ばたいてゆく・・・。

回想。
かつて、ここに美しき緑に覆われた大地があった。
様々な植物が生い茂り、多くの動物が生きていた。
やがて、その動物の中に、文明を持った生き物が現れた。

その生き物は、木々を切り倒し、山々を削り、海を埋め、ありとあらゆる資源を吸い尽くし、
やがてお互いに憎みあうようになり、命を奪い合うようになった。

小さな予兆があった。
しかし、誰もそれを気に留めなかった。
やがてそれは人類に牙をむく。

天変地異。
大地の中心にある、巨大な火山が火を噴いた。
大地は裂け、黒い煙が空を多い、海は黒く染まった。
資源なき大地で、動物たちはその牙を人類に向けた。

そして、現在。
文明の王と、それに仕える十人の賢者。
彼らは、自らの命を守るべく、一艘の船を造った。
だが、一人の賢者はそれに乗ることを拒んだ。
預言者であるその男は、この天変地異が、火山の研究をしているもう一人の賢者の仕業であると知っていた。
預言者は一人、その賢者に会いに行き、この天変地異を治めようと考えていたのだった。

その賢者とはまた、彼自身の娘でもあったのだった・・・。



Track2: 終わりへの旅 (塔)

旅立つ決意を固めた預言者は、大陸を展望できる塔を駆け降りていた。

この世に終わらぬ旅などありはしない。
だが、自ら終わらせようとする旅などそうはないだろう----
悩んでいる暇などありはしない。

塔に架かる渡り廊下の下、最後まで文明を守ろうとこの地にとどまった王の命が尽きた。



Track3: 虚栄 (廃墟となった要塞)

渡り廊下の向こうには、使われなくなった要塞が見える。
壁には蔦が伸び、苔が生え、かつて多くの戦士たちが集った場所には見えない。

いかに人が巨大な、立派なものを造ろうと、たったひとつの歪みがそれを崩してしまう。
長き時をかけ、膨大な労力を注ぎ込んだとしても----

壁の隙間から、ほんの少しだけ、砂埃があがった。



Track4: METALLIC PLANET (人のいない村)

要塞を抜け、並木道の向こう側に、小さな集落が見えた。
今はもう人の気配はない。

人は徐々に徐々にその棲み場所を拡げ、この大陸を覆っていっている。
そう遠くない未来、雲の上から見下ろせば、おそらくはそこには人の姿しか見えなくなるのだろう。



Track5: 生贄 (ボス戦)

見たこともないような化け物が預言者を襲った。

お互いに持つ信念、生きようとする意志。
それらを貫けるのは、最後に立っていた方だけだ。
そうでない方は勝者の糧となり、取り込まれていくしかない。



Track6: ここは天国か地獄か (森~火山の火口)

死闘を超えて集落を抜ければ、そこはまだ誰も立ち入ったことのない森の聖域。
人が手を加えていない場所。
木々の間から月の光が差し込んで、まるで楽園のように見える。

次第に地面が荒れていき、唸りをあげていることに気がつく。
森がひらいた先に見えたのは、荒れ果てた地表と、火の粉を散らしながら轟音をあげる巨大な穴だった。
かすかだが、娘の声が聞こえたような気がする・・・。

預言者は深く呼吸した後、その穴に飛び込んだ。



Track7: 螺旋 (火山内部)

巨大な岩と灰を撒き散らす、赤く染まった巨大な空洞。
螺旋状に空洞を駆け降りてゆく預言者の耳に、歓喜とも悲鳴ともつかぬ声が聞こえる。

歴史とは、この螺旋のように繰り返すのだろうか?
だが、何かが、少しずつ変わっていくはずだ。
この螺旋の道のように・・・。

噴き上げる炎は、勢いを増してゆく。
やがて、少女の歌声がはっきりと彼の耳に入った。



Track8: 誰が為に君は泣く (火山ボス戦イントロ)

やがて、預言者はマグマの海の岸へ降り立った。
対岸に、彼の娘の姿が見えた。
だがその姿はすでに彼の娘ではなかった。

頬をつたう一筋の涙は、一体誰が、誰の為に流したものだったのだろうか?

父と娘の、最初で最後の会話が始まる。



Track9: 翼を手にした人類 (火山ボス戦)

父よ、人類は今や、海を越え、空をも自由に飛びまわれる力を手に入れました。
それほどまでに強大な力を手にして、まだ何が足りないのでしょう?
他にこれ以上、何を求めるというのですか?
ありとあらゆる資源を奪いつくされ、この大地の命は尽き果てようとしています。
その母を、この大地を見捨て、その手に持った翼で、どこへ行こうというのですか?

娘よ、人類はそこまで愚かではない。
人を信じるのだ。
いつか人はその過ちに気づき、立ち止まり、この大地を救うためにその力を使う日がくる。

いいえ、人は決して立ち止まろうとはしないでしょう。
全てを奪いつくし、吸い尽くし、やがて全てを失くし絶望に暮れるその日まで・・・。
これは、母が、自ら産んだ災厄を治めようとする、母の最後の抵抗なのです!

娘の声は次第に力を失い、強い光を放った後、娘は光の粉となって、炎の中に消えた・・・。

預言者に迷いはなかった。
ゆっくりと、何も見えぬ暗闇の中へ、一人歩き出した。



Track10: 流血 (大陸の奥へ続く、暗闇の回廊)

暗闇の中を、歩いていた。
人の、動物としての本能だろうか?
その足は、彼を正しき道へ導いてゆく。
この大地の中心部へ・・・。

水のしたたる音が聞こえる。
だが、水ではなく、それは血液だった。
大地の上で流された血は、大地が吸っていく。
そうして大地は血の味を覚え、血を求めて、人に牙をむいたのだろうか?

わからないが、今、確実に、この暗闇の中で、人の血を求める何かの気配があった。



Track11: 無音の足音 (回廊での戦闘)

姿なき、何者かとの戦い。
姿もないのだから、足音などありはしない。

それは恐怖、死という名の恐怖。

確実に近づいてくるそれに、誰も、全く気がつかない。

だが、預言者は、暗闇の中で、確かにその無音の足音を聞いたのだ。



Track12: 旅の終わり (大陸の心臓部 ラスボス第1形態)

旅の終わりは、目の前だった。
今、その最後の一歩を踏み出した。
彼は、目の前に、かつてあった、緑に覆われた大地を見た。
そして彼は、この大地の声を聞く・・・。



Track13: RESPONSIBILITY (ラスボス戦)

わが子よ、
母は、お互いに憎みあい、奪いあうあなた方を産んだことに大きな責任を感じています。
この責任を果たさねばなりません。
そう、あなたが、あなたの娘を裁いたように・・・。

自らに牙をむいた母に向かい、男は、自分に残された全ての力を放ち、彼自身は光となって消えた。


母は、声もあげず、静かに砕け散り、大地は沈んだ。


山は最後に光を放ち、崩れていった。
大地に更に大きな亀裂が走り、海がそれを飲み込んでいった。

膨大な歴史も、残された命も、その夢も、希望も、すべて、水の底に沈んだのだった。



Track14: 方舟 (エンディング)

大きな波が拡がって、拡がって、弱まり、やがてその船体を小さく揺らした。

船は、新たなる大陸を目指していた。
大きな使命と、希望と、責任を乗せて。







あとがき

方舟、それに乗って生き残った八人の賢者、預言者、沈没した大陸・・・
で、なーんとなくわかる人は何のことか想像できるんじゃねえかな・・・、と。
古代の地層から、核戦争があったと思われる物質が発見され、カッパドギアではシェルターが発見され、古代には近代に並ぶような、またはそれ以上の技術があった可能性は否定できん。
それが何で古代の地層から発見されたんか?ていうのは、まだまだ謎ですが。
なんとなく、わしが想像するに、わしらの生きる時代もまた古代の地層になってしまうんじゃねえかな、と。
そんでその日が来たとき、選ばれた人間だけが宇宙やらどっかに逃亡して、また同じこと繰り返して・・・
てなりそうな気がする。
自分が痛い目みんとわからん、手遅れになるまでわからん、そんな人間ばっかりじゃけんなあ。
どうかね、この説。

というような微かなメッセージのこもった作品、ゲームシナリオであったのです。
by vavavaway | 2006-01-04 04:40 | 音楽 | Comments(0)
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